オルゴール療法(浜松ルーム~小原先生のコラム1)
オルゴール療法をご存知ですか?
音楽療法の一つとも言えますが、その内容は実に簡単。ただオルゴールを聴くだけなんです。
それだけ?と思われるかもしれませんが・・・
では、いったいどのような力がオルゴールにあるのでしょうか。
私たちの専門分野である「うつや不眠症などの症状」にもその効果があると考えられています。
NHK[ゆうどきネット」や朝日新聞でも取り上げられたことのあるテーマなんですが、高周波音を聴くと
①安静(リラックス)時に多く出現する「α(アルファ)波」を増強する
②「キレる」時に出るアドレナリンの分泌が低下する
③ストレス性ホルモンを減少させる
ことが脳波の研究によって明らかにされました。さらに耳で聞き取れない音は、体全体で感じている事のようです。
オルゴールの生の響きにある高周波・低周波は、脳幹の血流(心臓と肺をコントロールする生命中枢)と、視床下部の血流(神経系や体温調整をする)を回復し、自律神経のバランスや心身が本来持っている健康的な状態に戻す効果があるとのことです。
簡単に言えば、音によって脳を活性化して免疫力を回復する、といった具合の根本治療ですね。
このようにオルゴール療法とは誰にでも出来る、とても簡単なものなのですが、72音以上を奏でることができるオルゴールが望ましいようです。
ちょっと高価でためらってはいましたが、私は数年前に奮発してこのオルゴールを購入して以来、子供たちを寝かしつける際に子守唄代わりに聞かせています。
生のオルゴールの音色には本当に癒されます(^O^)/
副作用のない根本治療といえば、心理カウンセリングもその1つです。
人に最も強い影響力を与えている「無意識レベルの心から、その人を解き放つ」という魅力が心理カウンセリングにはありますが、1つの方法にこだわらず、良いものを採り入れることで相乗効果が期待出来るかもしれませんね。