内観療法
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内観療法

内観療法は、お坊さんの修行(見調べ)をヒントに作られた日本発祥のセラピーです。

静かな場所で、瞑想をするかのごとく、生まれた時から今までの自分を、「3つのテーマ」について振り返ります。

これまで人にしてもらったことを思い出す
 ⇒受け取っていた愛情に気付くと、感謝の気持ちが高まると同時に、自己肯定感が高まります
自分が人にしてあげたことを思い出す
 ⇒もしお返しが出来ていなければ、自分の身勝手さに気付いたり反省する気持ちになれます
人に迷惑をかけたことを思い出す
 ⇒自己都合だけでなく、相手の気持ちや立場で物事が考えられるようになります

人の悩みや問題の多くは、他者との関わりの中で生まれます。
3つのテーマで他者との関係性を振り返ってみると、必ずしも相手だけ、あるいは自分だけに問題があるのではなく、お互い様であったことが自発的に客観的に受けとめられることが多いようです。

すると、自分の中に新しい価値観が生まれたり、考え方や解釈の仕方が拡大して、物事を建設的に考えることができるようになりますから、身持ちが穏やかになっていくことでしょう。

内観療法は、認知や性格の改善、神経症、心身症、パーソナリティー障害など、様々な症状や問題の改善に幅広く用いることはできますが、自殺企図が強い場合など不向きなケースはあります。

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