家族療法
ホーム >
家族療法
家族療法
ご家族の一人に、何らかの問題が生じている状況のとき、これを本人だけの問題と見なさずに、家族全体の問題として改善をしていくことが適切な場合に用います。
例えば、アルコール依存やギャンブル依存、ひきこもり、不登校といった問題は、これまでのご家族の関わり方が影響していることが多いのです。
家族療法では、家族を一つのまとまりのあるシステムと考え、このシステムに何らかの不調があると、家族の中でもっともその影響を受けやすい人に問題が生じて、この不調の存在が明らかになるとしています。
家族とは、最小単位の社会集団です。
セラピストが家族全体を見て、支配関係、しきたり、コミュニケーション、役割など、様々な角度からストレスや葛藤が生じていないか、祖父母など、先祖代々から引き継がれてきたものが影響していないかも、検討されます。
そして、家族の関わり方を変えるなど、家族全体に対して変化や影響が生まれるようなアプローチをして、新しい家族関係や家族ルールによって、家族システム全体の機能が円滑に働くようにすることで、問題となっていた本人が改善をしていきます。