自律訓練法
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自律訓練法
自律訓練法
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があります。
人間の身体は、この二つの神経がバランスを保ちながら、血流、呼吸、体温、内臓などの働きを調整しています。
緊張や興奮をすると「交感神経」が優位になり、安静やリラックス状態では「副交感神経」が優位になります。
例えば、日常的にストレスを感じて緊張していると自律神経のバランスが崩れて
①身体症状 ： 疲労、不眠、下痢、高血圧、便秘、偏頭痛、動悸など
②精神症状 ： 不安、憂うつ、イライラ、無気力など
といった様々な症状が現れます。
しかし、直接的な原因が見つからずに「自律神経失調症」と診断されることが多いようです。このようなとき、ストレスを緩和したり、心身症や神経症に効果のある「自律訓練法」を用います。
自律訓練法は、リラックスした状態で、決められた言葉と手順でイメージをしながら身体と心をほぐしていく自己催眠法であり、自律神経のバランスを整えることができる極めて科学的な技法です。
場所を問わず、誰にでも簡単にできますし、やり方の本は多数出ています。
ただ、催眠状態にあるときの本当のリラックスした感覚を経験したことがない方は、難しいかもしれません。一度だけで十分ですから、セラピストに誘導してもらうことをお勧めします。
