引きこもり 相談
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引きこもり 相談

ご相談は、ご本人がいなくても親御さんだけでお受けできます。
相談場面に、ご本人が参加できることは殆どありませんが、是非、「一緒に参加しよう」と促して下さい。

自宅訪問し、ひきこもる本人と実際に向き合うことができる臨床心理の専門家は、ごくわずかです。
これまで、「本人が望まないことは出来ないし、すべきではない」という、対人援助に関する考え方が、カウンセラーだけでなく医療や福祉の分野の根底にあるためです。
さらに、「人に会いたくない」「治療を受けたくない」と主張する人に接近すること自体、これまでの学問を超えた特殊分野であり、そのためトレーニングを受けた専門家が少ないのです。

行政の相談窓口には、「ひきこもり支援センター」などが開設されています。
ただ、自宅訪問(アウトリーチ)をして、ご本人と面接を重ねるといったことは期待できず、他施設へのパイプ役が中心となります。

また、強引に、力ずくで、本人を無理やり、引きずりだす、という手法を使っている恐い専門家?の存在を聞きます。後に何もなければ結果的にそれもありかも知れませんが、自発的・主体的に脱出することをし向けなければ、再び引きこもるリスクは非常に高くなってしまいます。
当然のことですが、当学院では「より人間的な温かみ」を持って接近していくことからスタートし、心理的で人道的なアプローチを大切にしています

社会的ひきこもり

「社会的ひきこもり」とは、特に病気であるとは考えにくく、何かしらの要因があって社会参加できない状況を示す言葉です。

主なきっかけとして、学校や職場になじめなかった、就職活動に失敗した、人間関係になじめなかった、ことが上位を占めています。

過去に何があろうと、今必要なことは
立ち直るきっかけ
をご両親が作ることです。

本人は、「両親には強気な態度をみせても、社会に対しては自信がない」
ことも多く、仕方なくゲームやTV、ネットで時間をつぶす毎日を過ごしています。
「一日一日の遅れが、さらに社会に参加しづらくさせる」
ことは明らかです。

これまで、両親に対して本人が相談をしたことはあるでしょう。
この時、「怠けている、甘えている」といった否定的で責め立てるような対応をしてしまうと、ひきこもりを長引かせてしまいます。
やはり、本人の立場に立って、親身に考えることと、特に長期化している場合には、将来の仕事などの会話ではなく、日頃の挨拶を大切にしたり、日常的な話題に抑えることが改善に役立ちます。
ご相談時に、適切なご家族の関わり方についても、アドバイスをいたします。

精神的な病気によるひきこもり

先ず、初めに皆さまにお伝えしたい事は、
医療では「病気扱い」しても、日本カウンセリング学院は「病気扱いしない」ことです。

その理由は、精神疾患であると診断されたの方のほとんどが、
 ①生まれた後の生育環境や出来事から、本人が学習し身に付けたこと
 ②性格の偏りや不適切な行動は、改めて学習しなおす力を誰でも持っていること
 ③「病気の意識」を持つことは治療の始まりでも、「病気だから」と逃げてしまう結末が多い
 ④「〇〇障害」との診断は、将来を悲観して完全にあきらめてしまうことが多いこと
 ⑤気持ちを一時的に安定させる薬しかなく、治すことができる薬などないこと
 
以上のことは、引きこもりを脱出する上で、非常に大切な視点です。
これは、特にご相談を受けた時にご説明していることですが、当学院が多くの引きこもりの改善をしている臨床実績から言えることです。

精神医療や心理学を取り扱う者が、対象者の思考と行動や生活状況が標準的でないと正常と見なさず、十分に時間を使って本人の話を聞かず、初めから病気の枠に当てはめようとするのは、とんでもないことです。

以下に引きこもりの方が受けやすい診断名を紹介しますが、この視点に注意しながら、参考程度にお読みください。特にパーソナリティ障害の改善は、援助者の人間性や資質に左右されますから、治癒不可能な病気であるとは思い込まないで下さい。

〇ひきこもり男性に多い【回避性パーソナリティ障害】
他人と関わると恥をかいたり、否定されたりするかもしれないと、自分の殻に閉じこもることに力を注いでしまう性格像です。
その源には、自分には価値がないという自己否定感が強くあります。「~が出来でないとダメ」というようにこだわりが強くて、自他共に認める範囲がとても限定的です。
「障害」という診断名がありますが、深刻にとらえ過ぎず、本人の自信を回復することで改善するものとお考えください。

〇やはりひきこもり男性に多い【広汎性発達障害】
自閉性の障害の総称で、生得的に抱えているものです。
対人関係の質的な問題があったり、独特なコミュニケーション、想像力の欠如、こだわりの強さなど、人それぞれに症状の違いがあります。幼少のころから一人で平気でいられる、一つの遊びに飽きない、あまり意味のないものを収集する、置き場所や物事の手順に執拗なまでこだわるなど、周囲からの理解を受けづらい苦しさがあります。
ですが、これらを障害扱いせずに、苦手な部分を改善するためのトレーニングを施せば、本当に気にならないまでに改善します。こだわりの強さも、勉強など適切なことへの集中力に置き換えれば、障害どころか非凡な才能の持ち主になりますし、不適切なこだわりは「こだわらない」ことにこだわってもらうようにトレーニングすることで、驚くほどの改善がみられます。

〇ひきこもり女性に多い【境界性パーソナリティ障害】
相手を「理想化してしがみつく」ことと「こき下ろして拒絶する」という両極端な態度がみられ、情緒が不安定になりやすい性格像です。

その源には、見捨てられることに強い恐怖があります。
自分でも自己像が掴めずに空虚感に浸っており、他者と自分の違い、いわゆる人との境界が分からない状況で、極端に人に接近し過ぎたり、自分の思い通りに相手が受け入れないと極端に拒絶します。拒絶した後に、自分への関心を向けさせる努力(自傷行為など)や、過食と拒食(摂食障害)の症状も加わることがよくあり、これに家族が巻き込まれて、みんなが苦しい思いになります。
パーソナリティ障害は、治療ではなく「学び直し」という視点で関わり、自分の長所に気付きこれを認め、短所を受け入れて改善する気持ちを高めていくことで、重い症状に見えても意外と順調に改善します。

いったい何が悪かったの?

ご相談の際に「いったい何が悪かったの?」とのご質問がよくあります。
私たちは、犯人探しをするつもりはありません。
特定の人を、問い詰めることも致しません。ご安心ください。

断定的に「これが悪い」と言えることは、何もありません。
全ての要因が複雑に絡み合って、結果的に「ああすれば、良かった」と憶測で言えるだけです。

そんなことよりも、もっと大切なことがあります。
どうすれば、ご本人が社会に参加できるようになるかです。

過去は、あくまでも、過去の話です。
たった今から、未来に気持ちを向けることが大切です。

なかなか、このような気持ちの切り替えが出来ないかも知れませんが、
ご家族の皆さまに必要なことですから、ご相談の時点で気持ちを新たにして向き合っていけるようにサポートをしています。

引きこもりのなりやすさ、ってある?

このご質問もよくありますが、逆の考え方にすると分かりやすいことです。

 ・人や社会に積極的に近づいていける人物像は?
 ・その人物を育む、家庭環境とは?

どのご家庭でも、思い当たる節はありませんか?
今、何かを気付かれたら、それがまさしく答えです。

人や社会との出来事で、傷ついてしまう、上手くいかない、ことは誰にでもあります。

皆さまのご家族は、どんなご家庭ですか?
いたわり合えていますか?
しっかりと支え合えていますか?
自立を促す関わりがありますか?

毎日の日常生活のちょっとした変化でも、ご本人に何らかの気付きを与えることができます。
また、自分を理解して受け入れて欲しいという願いは誰にでもあり、本人の気持ちを本人の立場にたって聴くだけでも、十分に効果はあります。特に、本人からの悩み相談では、一切否定せずに寄り添う姿が求められます。

長期化している原因を探る!?

本人もこのままで良いと思っていることは、絶対にありません。

いったい何が引きこもる選択をさせているのか、様々な要因があります。
この心の葛藤に気付き、解放される時こそが、脱出の始まりです。

①長期化の最もありがちな原因の一つに、病院での診断名があります。
 病名がついたことで安心し、薬を飲んで回復を待つ状態が長期化させます。

②ネットでのコミュニケーションに浸り過ぎ
 SNSなどネットを通じて、多くの人とのコミュニティの場所があります。
 その場でのやり取りに、自分は社会参加できているとの錯覚を感じるためです。
 とはいえ、直ぐにこれを絶ってしまうことには、ひどい抵抗を見せるでしょうし、ゆっくりと本人に自覚を持ってもらったほうが得策です。
  
③家族の関わり
 多額のお小遣い、過保護的な干渉など、親離れができていないこと、或いは、本人でもどうしようもないことを責め立てることや、いやみを言ったりすることも、長期化させます。
ご相談のときに、ご両親の関わりのアドバイスもさせて頂きます。

④本人ではなく、ご家族が「発達障害」や「神経症」などのケースもよくあります。
 本人はいたって正常なのに、本人を傷つけるような言動や未来への不安をあおり立てていると、社会に出れる勇気が持てません。


「今からでも遅くはありません」

「いえ、何がなんでも脱出をしなければなりせん」

98%の方を社会に送り出している「ひきこもり専門プログラム」を用います。

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